すぐキレる子どもはなぜすぐキレるのか
今回はすぐキレる子どもはなぜキレるのかというテーマでお話をするのですが、結論から言うと
「キレる子どもというのは感情を伝える言葉(感情語)ばかり使ってしまうからキレてしまう。」
に尽きると思います。
いきなり感情語がどうとか言われても困りますよね。
そこで、予備校の現代文講師である出口弘さんの著書「論理的に考える技術」の一部分から、感情語とそうでない言葉(論理語)の特徴を紹介します。
論理語はどう理解してもらおうという他者意識を持てさえすれば、身につくことができる。
ところが「ムカつく」「ウザい」と感情語しか使わず、それが伝わらず、理解されないとキレたり、引きこもっているだけでは他者意識は育たず、論理語も身につかない。
※ 他者意識=相手がどう思っているか考える
このことから他者意識をすれば論理語を身につけられ、感情語しか使わないと他者意識は育たないことが分かります。
実際によくキレる子たちは、基本的に感情語ばかり使っています。
例えば何か良いことがあったら「ヤバい」「すげえ」「ウケる」、悪いことがあったら「ウザい」「ムカつく」「死ね」「キモい」を使います。
というかこれくらいしか使いませんし、使えません。
そうすると、お互い感情語でしか話せないため、お互いの意見がぶつかったときに
「あいつウザい。」「あいつムカつくよね。」「マジキモいんですけど。」「死ねばいいのに。」と言った相手を否定する言葉しか使えません。
そのため、お互いがお互いのことを嫌い、考えたり、思いやったりすることが出来ないのです。
「うちの子は感情語ばかりで論理的に話せない!」そう思っている方、そんなことないですよ?
子どもは物心ついた頃から論理的に話しています。
(欲しいおもちゃをねだる時)「でも、そのもおもちゃ〇〇ちゃんも持っているよ。」「そのおもちゃ、〇〇先生がいいねっていってたよ。」と一見屁理屈を言い始めたように感じる=具体例や発言の引用を始める(論理のスタート)
ね!どんな子でも論理語を使っているんですよ。
ということは、どんな子でも論理をちゃんと身につける素養は備わっているということになります。
ならばいつから感情語(主に死ねとかウザいなど)に埋め尽くされてしまうんでしょうかね?そんなことをふと思うことがあります。
気になったためGoogle先生に聞いてみました。
聞いたところ………
全然答えが載っている記事はありませんでした笑。
Google先生でも分からないことあるんですね。
自分の憶測ではありますが、子どもが感情語(特にウザい、死ね、キモい)ばかり使ってしまうのは映像メディアが原因だと思いました。
どう考えてもアニメや漫画ですね、間違いないです。
それを特に感じたのが鬼滅の刃です。あれめっちゃ面白いですよね。ストーリーが嵐のように進んでいく感じ大好きです。
その中で、出てくる鬼やら味方やらが「死ね」とか「消えろ」なんて言葉を連呼してますよね。
あれは良くないですよね笑。特に柱の人達が「死ね!」って言って鬼を切る姿はかっこいいから子ども真似しちゃいますよ笑。しょうがない!
というわけで今日はすぐキレる子どもはなぜすぐキレるのかというテーマでお話してきました。
結論は「キレる子どもというのは感情を伝える言葉(感情語)ばかり使ってしまうからキレてしまう。」でした。
そして子どもが感情語をたくさん使う原因となるのが、鬼滅の刃などのアニメーションを中心とした映像メディアだということです。
んー…これは映像メディアばかりを責めるわけにはいかないですよね。
だって面白いんですから。
ということで、今日もありがとうございました。