本好きのあらすじ解説&感想ブログ

主にビジネス書や小説、教育関係の専門書を読みます。その中でも面白い、良いと思ったらものをゆる〜く紹介します。

何が言いたいか分からない文章を伝わる文章にする5つのレシピ

 

今回は「何が言いたいか分からない文章を伝わる文章にする5つのレシピ」と言うテーマでお話をしていく。

 

今回もイケダハヤトさんの「武器としての書くこと」を参考にさせてもらいました。

武器としての書く技術 (中経出版)

武器としての書く技術 (中経出版)

 

早速結論ですが、「5つのレシピ」を押さえれば誰でも伝わりやすい文章に変えられるです。 

 

早速レシピを紹介します。それがこれです。⬇︎


①その文書で何を伝えたいか(料理名を決める)  

②まず書きたいことを箇条書きにしてみる(材料を集めてくる)  

③どういう流れがベストか考える(手順を考えながら調理)  

④具体例などを入れながら肉づけしていく(味付け)  

⑤伝わる文章に味つけしていく(スパイス)


ばっと言われても良くわからないと思うので例文を出して考えていきましょう。


何が言いたいのか分からない文章の例


題名 たけのこの里を食べた

 昨日たけのこの里をスーパーで買って食べた。やはりたけのこの里は美味しい。でもきのこの山の方も美味しい。ビスケット部分の多さから言うとたけのこの里は多いので良い。一方できのこの山はチョコレートの量が多いので美味しい。


…これを読んでみてどう思うだろうか?結局言いたいことなんやねん!と思った人もいると思います。

 

では、この文章を5つのレシピ通りに作り直していきます。まずは①と②(料理名と材料集め)をやってみます。


言いたいこと (料理名)

たけのこの里最高!

書きたいこと (材料名)

・昨日スーパーで買った・やっぱり私はたけのこ派

きのこの山も好き・ビスケットの多さが良い

きのこの山はチョコレート重視

・たくさん食べるならビスケット多めのたけのこの里


次に③(手順を考えながら調理)をしましょう。

 

題名 たけのこの里最高

昨日たけのこの里をスーパーで買って食べた。→食べてみて思うのはぼくはたけのこの里派である。→きのこの山も実は好き→でもたけのこの里のビスケットの体積の多さが大好き→でも、きのこの山はチョコレートが多いだろと言う人もいるだろう→仮にたくさん食べるとしたらどちらがいいだろう。それはビスケット多めのたけのこの里に違いない→だからぼくはたけのこの里派なんだ


ここまできたらあとは④と⑤(味付け・スパイス)をするだけです。

 

題名 たけのこの里マジ最高

昨日スーパーの特売で相棒…いや、たけのこの里を買った。箱から一つずつ取り出し、口の中に放り込む。そうすると、チョコとビスケットのハーモニーが奏でられる。あぁ、とても幸せな気分だ。やはりぼくはたけのこの里が大好きなんです。もちろんきのこの山も20年来の仲だ。だが、たけのこの里は本物の良質なたけのこぐらい、ビスケットが太くずっしりと存在している。控えめにかかったチョコレートとしっかりとしたビスケットの相性は抜群。これに勝るものは無い。「きのこの山の方がチョコレートが多くて楽しめる。」そんなことを言う人もいるだろう。しかし、そんな人には落ち着いて考えて欲しい。仮に一箱全てを食べるとしよう。老若男女問わずきのこの山を飽きずに食べ切れるだろうか?チョコの多いきのこの山は場合によっては重荷になる。一方でビスケット多めのたけのこの里だったらどうだろう。ビスケットが進まない人はあまりいないだろう。むしろそんな人がいるならチョコもダメだろう。そう考えてみるとやはりきのこの山よりもたけのこの里の方が美味しく、飽きられずに食べることができるのだ。そんな僕はもちろんたけのこの里派。これは絶対に譲らない。

 

どうでしたでしょうか。途中から書くのが楽しくなって文章が長くなってごめんなさい。笑

 

上手い下手はともかく、最初の文に比べて、後の文の方が言いたいことが伝わってきますよね。

 

自分で例文を書いてみて思ったのが、「作文って楽しいし、簡単だな。」ということです。

 

なぜかと言うと、伝えたいことを決める。順番を決める。具体例を決める。表現方法を決めるといったようにやることが明確で簡単だからです。

 

人間はやることが明確であればそこに向かって集中できるので、作文も難なくできるのです。

 

例えば、子どもが宿題をやるときに、周りに何も気を紛らわすものがなければすぐに終わらせられます。

 

しかし、周りにゲームやマンガ、スマホがあったらどうでしょう?途端に難易度が上がりますよね。

 

これと同じで、やることを明確にすることで、作業効率というのは上がるのです。

 

皆さんも早速今日から「5つのレシピ」活用してみてくださいね。ありがとうございました。

 

武器としての書く技術 (中経出版)

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