人は話し方が9割から見つける、話し上手4つの鉄則
今回は永松茂久さんの「人は話し方が9割」に書かれている、話すのが上手くなる、4つの鉄則について書いていきます。
目次
- 鉄則①自分のペースで、自分の好きな人と話す
- 鉄則②人は自分のことを聞いてくれる人に興味をもつことを知る
- 鉄則③上手に話すとは、人と楽しく嫌われない話し方をすること
- 鉄則④叱るとき、叱られるときは神対応
- まとめ
鉄則①自分のペースで、自分の好きな人と話す
鉄則①は、話すのが苦手な人に向けたアドバイスです。口下手な人は気の許せる人と、ゆっくりでいいので会話を楽しむことが大切です。
楽しく会話するうちに、話すのが好きになったり、相手の話し方の良さに気づいて勉強になったりします。
逆に、自分が嫌いな相手や話しづらい相手と話すと、会話が嫌いになったり自信をなくしたりしてしまいます。
そのため、愚痴や悪口ばかり言う嫌な相手とはつき合わないようにしましょう。
嫌いな相手には、あだ名でもつけて仲の良い人との会話のネタにするとマイナスをプラスに変えられます。
鉄則②人は自分のことを聞いてくれる人に興味をもつことを知る
鉄則②は、上手に話すとはどういうことかを定義しています。上手に話すとは「相手に興味をもって話を聞く」ということです。
ここで整理しておきたいのは、芸人が面白い話をするとは違うということです。芸人のすべらない話は、いわゆる芸であり話というよりは喋りになります。相手と上手くコミュニケーションを取るためには聞くが大切なのです。
筆者は聞くことに徹すれば、人生そのものが よくなると言っています。また、聞く際には相手の「言葉」を額面通り受け取らず、本当の「感情」に気づく必要があると述べています。
鉄則③上手に話すとは、人と楽しく嫌われない話し方をすること
鉄則③は鉄則②の続きになります。鉄則③はずばり自分自身が楽しみつつ、相手に嫌われないように話すことです。
まず、話の上手い人というのは、上手い以前に下手ではないということです。
具体的に言うと、相手が不快になるようなことを言わないのです。
例えば余計な一言を言う人っていますよね。話が上手い人は余計な一言を言うことはありません。
また、話し上手な人は相手の立場や肩書によって話し方を変えることはしません。
そうすることで、誰と話しても不快な思いをさせることがないのです。
逆に、上司にはへこへこして、部下に偉そうな態度をする人もいます。そのような人は、話す以前に空いてから嫌われていることでしょう。
具体的な方法はいくつもあるのですが、自分が一番気に入ったのは「幸せでありますように」と祈りながら話すことです。
永松さんが言うには、相手の幸せを考えながら話すことで、マイナスの言葉が口から出なくなるそうです。
また、相手に自分の思いやりの心が伝わり、自然と周りにひとがあつまってくるようになるそうです。
自分は普段そのようなことは全く考えたことがなかったので、すぐに実践、継続したいとおもいます。
鉄則④叱るとき、叱られるときは神対応
鉄則④は叱る、叱られると言った場面は人間性を磨く良いチャンスだと言うことです。
まずは叱るとき、相手への敬意と、労いを忘れてはいけません。
相手に対して尊敬の念をもち、感謝の気持ちをもって叱ると自然に伝わるそうです。
ただ、相手のいけない部分だけ叱ってしまうと、相手に自分のことをちゃんと見てくれていないと受け取られ、関係はうまくいかないそうです。
次に、叱られるときですが謝罪と感謝の気持ちをもって叱られましょう。
叱られるとつい反抗的になってしまうときがありますよね。上司は自分のことを分かっていない、親がうるさいなどと自分をつい守ろうとして正当化しちゃうことがあります。
そうしてしまうと、自分は良いのですが相手にとっては不快な思いしかしません。
上手に話すには、まず相手に興味をもってもらわないと困ります。グサっとくると思いますが、しっかりと指摘を受け謝罪と感謝の気持ちを伝えましょう。
まとめ
本を通して思ったことは、上手に人とコミュニケーションを取るには、テクニックよりも考え方が大事ということです。
今回はその考え方を4つの鉄則としてお伝えしました。
自分の中でなるほどと思ったのが、苦手な人や嫌いな相手とは基本的に話さないこと。それ以外の人の話は、基本的に良く聞いて興味をもつことで上手にコミュニケーションが取れるということです。
自分の中での上手に話すとはお笑い芸人のように面白い話をしたり、相手がなるほどと思うような感動する話をするといったことでした。
ですが、それはあくまでも信頼関係ができた上でのことだということが改めて分かりました。