UA ステフィンカリー来日イベント インタビュー内容
今回は、2019年6月19日に行われたUA(アンダーアーマー)のイベントで来日したステフィンカリー選手と日本の未来の代表選手、富永啓生選手と三谷桂司郎選手の対談の様子をお伝えしたいと思う。
対談は、三谷選手と富永選手がカリー選手に練習の事やメンタルについての質問をし、カリー選手がそれについて細かく答えると言う内容だ。
対談を動画で見た感想としては、カリー選手はとてもよく物事を考えて取り組んでいる選手なのだなというのが一番強く心に残った。
2人の質問に対して淀みなくロジカルな答えを2人に伝わりやすいように答える姿は、やはり5度のファイナルに出場し、3度の優勝を遂げたチームの中心選手だなと感じさせる。
「身体能力が高い、運動神経の良い人がプロ選手になれる」といった概念に囚われない論理的で知性のある人物だ。
これからの時代、スポーツ選手も思考力のない選手はより淘汰され、考える力がある選手のみが栄光を勝ち取れる時代なのだと感じた。
今回はその対談をInstagramにて見たのだが、特に印象に残った3人のやりとりについて紹介していきたい。
まずは下の3人の対談スライドを見て欲しい。これは三谷選手が
「点差が拮抗している試合の時はどんな心持ちで挑んでいますか?」
と聞かれた時の、カリー選手の返事である。
自分が心に残ったのは
「目の前の瞬間を恐れてはいけない。」
という言葉だ。
カリー選手は
「自分の持つ全てを注いでいるから、それが報われることを知っている。だから目の前の瞬間を恐れてはいけない。」
と言っていた。
これは、カリー選手が日頃から「今」という時間を大切にし、努力を怠らないからこそ言える言葉なんだろう。
自分にもよくあることだが、目標を設定しても達成できない人は大事なときに失敗したり、「どうせ無理だろう。」と言って努力を怠ったりしがちだ。
自分たちが過ごしているこの「今」という時間を大切にし、どんな場面でも自分の力を100%発揮できる人間になりたいものだ。