本好きのあらすじ解説&感想ブログ

主にビジネス書や小説、教育関係の専門書を読みます。その中でも面白い、良いと思ったらものをゆる〜く紹介します。

知らないと損する、文章をもう1レベル上げるコツ5選

「文章を書くのは苦手じゃないけど、みんなにほめられるほど上手ではない。」

 

「書き方はなんとなく分かるんだけど、いまいち良い文章が書けない。」

 

そんな方、たくさんいるんじゃないでしょうか。今回は今の文章力を、もう1段階レベルアップできるコツを5つに絞って紹介したいと思います。

 

目次

 

コツ①文章にリズムを作るには〇〇語を上手く使おう

〇〇に当てはまるのは接続語です。

 

文章というのは読み手側のペースで読まれます。話している時と違い、書き手側は読み手のペースをつかむことはできません。

 

ですが、接続語の使い方次第では、読み手にリズム感を出させ、書き手側のペースに乗せることができます。

 

書き手側も接続詞のバランスを考えることで、文章全体のバランスを考えて書くことができます。

 

ちなみに、スティーブンコビー氏の名著「七つの習慣」は、1ページ700文字ほど文字があります。その中で、接続詞は1つか2つ使われています。

 

7つの習慣」を基準にして考えると、接続詞は、およそ400文字(原稿用紙1枚分)につき1.2回使うと良いでしょう。

 

400文字超えても接続詞がない場合、読み手にだらだらと語っている印象をもたれるかもしれません。

 

100文字ごとに接続詞を入れてしまうと、話が転々として、読み手を混乱させてしまいそうですよね。

 

以上のことから、原稿用紙1枚につき接続詞は1つか、多くて2つぐらいと決めて作文をしましょう。

 

 

コツ②文に重みをつけたいときは〇〇〇〇にしよう

〇〇〇〇の答えは体言止めです。

 

会社の文章や公用文には、多くの制限があります。

そういった場合には、ブログのように見出しをつけたり、色をつけたり、アンダーラインを引いたりといったことができません

 

そこで活用できるのが体言止めです 。例えば、今から2つの文を示すので、どちらが印象的に残ったか考えてください。

 

①何よりも重要なのは論理的な文章であること。

 

②何よりも重要なのは論理的な文章であるということだ。

 

皆さんはどちらが印象に残ったでしょうか。

答えは①だと思います。このように、体言止めを使うことによって、文章の中で流れが変わり、その部分が印象に残るのです。「ここの分は強調したいな。」と思う時は、体言止めを使った文章にしてみましょう。

 

 

コツ③類義語にも、〇〇や〇〇に違いがある

2つの〇〇には、重みとキレが入ります。今回は2パターンの例を示しますので、重みやキレの違いについて考えてみてください。

 

【逆接の接続詞の例 】

①朝起きてみると熱があった。だが、私は学校に行った

②朝起きてみると熱があった。しかし、私は学校に行った

③朝起きてみると熱があった。でも、私は学校に行った

 

どれが強い感じがしましたか。おそらく「だか」が一番強い感じがしたと思います。「でも」は少し柔らかく感じたと思います。「しかし」はその中間で、客観的な感じがしますよね。

 

【「良い」と言う意味の類義語の例】

①フランスで見たモナリザの絵は良かった

②フランスで見たモナリザの絵は素晴らしかった

③フランスで見たモナリザの絵は素敵だった

 

さて、どれが一番良い感じがしましたか。「素晴らしかった」が一番良い感じがしたのではないでしょうか。「良かった」が一番ソフトな感じがすると思います。「素敵だった」はその中間ぐらいにあり、当たり障りの無い感じがしますよね。

 

このように同じ意味の言葉でも、重さやキレの違いがあるんです。文章に軽重をつける時には、類義語をうまく使い、伝わりやすい文章にしましょう。

 

コツ④〇〇〇〇で読まれるかどうかが決まる

〇〇〇〇に入るのは、書き出しです。

出口さんは、ある時に文芸雑誌の編集者の話を聞いたそうです。編集者は、新人賞の作品を読むとき、原稿用紙の5枚目までを読んで、良し悪しを判断するそうです。ちなみに、そこまで読んでつまらなかったら、続きは読まないそうです。なぜなら、書き出しのつまらない文章は、その後面白い文章になることはないからだそうです。

このように、書き出しというのは、その後の内容の方向を示す、コンパスの役割があります。気合を入れて書きましょう。具体的なポイントについては、下に示しておきます。

 

【魅力的な書き出しを作るポイント】

短い文章の場合

主張は初めに短く書きましょう。とにかく最初に興味をもってもらえたら、読んでもらえます。写真やイラストを使って、表現するといった工夫もあると良いでしょう。

 

1万字を超えるような長文の場合

長文を書く際は、主張を書く場所を臨機応変に変えましょう。例えば、根拠や具体例に自信がある時は主張は最後に書きます。根拠や具体例が面白ければ、結論を急がなくても読んでる人を楽しませられるからです。主張に魅力があるときは、主張を最初に書きます。読んでみて、気になった主張であれば、読者は自然と最後まで読もうとするからです。本来であれば、主張や具体例、根拠も面白い方が良いのですが、書くネタの特徴を生かして、文章構成を作ると良いのではないでしょうか。

 

 

コツ⑤混ざってしまう、〇〇と〇〇を仕分けして使おう

〇〇には主観と客観が入ります。これができていない文章の例に、炎上したツイートが挙げられます。

 

炎上ツイートは、主観と客観がごちゃ混ぜになっています。
例えば、このツイートを見てください。

「最近の中国は空母を装備するなど、軍事力が飛躍的に高まっている。安全保障面でアメリカの傘に依存している日本など、あっという間に、中国に占領されてしまうだろう。」

これをつぶやいた人は、中国が持っている空母が、ロシアの20年以上前の中古品であることや、日本の防衛費が、世界6位であることに意図的に触れていません。つまり、中国は危険だという自分の主観を通すために、客観的な情報を意図的に選んで使っているんです
読み手のことを意識して、様々な角度から物事を考えて文章を書けば、炎上は起きません

特に、何かを批判するのであれば、相手側からの反対意見も踏まえてツイートしないと炎上しかねません。

 

まとめ

「文章をもう1レベル上げるコツ5選」はためになったでしょうか。他にも文章のレベルを上げるコツがあれば、コメントお待ちしております。ありがとうございました。では、また!